「いや疑いは人間にあり。天に偽りなきものを。」
羽衣は返さないと言い張る白龍に言い放っ天人の一言。
能「羽衣」の天人はきっぱりしているんです。
羽衣を持ち去られたと知ると、
みるみる瀕死の状態に弱っていきながら、、
だって羽衣を返したら約束を破ってすぐ帰っちゃうんだろう??
と疑われると、
冒頭の言葉を毅然と言い放つ。
水浴びしていた上半身裸のままで(!?)
そして羽衣をまとい、
嬉々として舞を舞い、優雅に天上に戻っていく。
つらい想いをしている人間のために舞いましょう、、、て。
どこまでも美しく、純粋で、きっぱりしているのです。
そんな天人を演ずる難しさに、
いつもぐずぐず悩みがちな私めは
四苦八苦の日々なのです。
きっぱりした声、
たおやかな手の動き、
滑るようなハコビ
う~~
気持ちを強く持って
力を抜いて(これが一番難しい)
頑張ります!
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第230回坂井同門会
6月14日午後4時開演
宝生能楽堂
見に来て頂けるかたは
本ホームページお問合せ欄より
ご連絡願います!
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