6月13日

坂井同門会で、能「経正」のシテを務めさせて頂きます。
経正は、
平清盛の弟 経盛の長男。
幼少の頃より管絃や歌を好み、中でも琵琶の名手として知られています。
能「経正」では、
生前親しかった僧が一ノ谷の合戦で討死した経正を慰める管絃講 (法事)を催すと
喜んだ経正の霊が現れ、
生前愛した琵琶の名器「青山」を弾き舞を舞います。
が、突然修羅の苦患に苛まれ。。。
灯火の下 その姿を見られたことを恥じた霊は
自ら火を消して姿を消します。
風雅を愛した公達の舞いと、
平家の武将として修羅に落ちた苦しみの両面が表現された名曲。
稽古も佳境に入りました。

庭の藤も大きくなりました。。
水道橋の宝生能楽堂で16時開演です。

Comments