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  • 執筆者の写真美千代  謡三昧。日々喜々。

巴御前になりまして。

9月8日の同門会で能「巴」のシテを

務めさせていただきました。



「巴」は長刀をはじめ、小太刀、

烏帽子など小物を使った所作が多く、

3年目の新人能楽師(老体ですが・・笑)には、なかなか難しい演目。


数か月前からほぼ毎日お稽古をするも

1か月前から頭がおかしくなるのでは・・

と思う位の緊張感に襲われ、


当日、最後に橋掛かりから戻るときには

「ゼーゼー」と自分の息が聞こえる

くらいに消耗し、


思い通りにいかなかったことに

ずーんと落ち込むのですが。。。


でも終わったとたん、、


”また演じたい!!”

”また、あの舞台の雰囲気に身を置きたい!”


と思ってしまうのは何なんでしょうか。




先日、テレビをみていたところ、



シルクドソレイユに契約するような

日本トップクラスのパフォーマーが


舞台の前には

何でこんなことやってるのだろうと後悔し、

舞台では緊張緊張

でも終わったとたんに「またやりたい」

と思うんですよ!!


と答えていたのをお聞きし、


同じ!? 

いやいや、きっと私なんかのレベルとは

違うだろうけど。。


でも、

何回やっても慣れることはないらしい。


できるあいだは使っていただけるよう

一歩一歩 進も。




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